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2012年 05月 26日
小説 真実と真実 続編 同窓会④
小説 真実と真実 続編 

                   同窓会 ④


川内隆則は会社の会長室に居た。社長の谷口から先月の新規会員の獲得数の報告を受け
ていた。
「谷口社長。先月は目標通りの数を達成出来たようだな」
「はい。会長、既存の会員へのプレゼン方法の指導が上手く働いているようです」
「社員が会員を勧誘する時期は終わった。これからは既存会員が自分の子や孫を増やせる
ようにサポートして行く時期だ」
「はい。会長、会員への教育にこれからも力を入れ、目標会員数達成に社員を指導教育
して行きます」
「頼んだよ。谷口社長」

谷口が会長室から出て行き、一人になった川内は窓の外を見た。曇天だがこれから
大雨になるかもしれないと天気予報で言っていた。北からの寒気と南から来る湿った
空気がぶつかり爆弾低気圧に発達すると、テレビで注意するように何度も言っていた。
最近、自然災害の規模が大きくなって来たように思う。日本社会全体も病んだ状態が続き、
もう10数年も年間の自殺者が3万人を超しているし、心療内科は大流行だ。日本は
将来に希望が持てない社会になったのだろうか。人間、楽しく愉快に生きるためには
明るい未来が必要だと思う。自分が手掛けている健康食品「スッポン天国」の販売は
利用者に健康な暮らしをもたらし、更に利用者が代理店になって、会員を増やす事で
収入も得ることが出来る、すばらしいシステムだと思う。会員の将来を明るく照らす
希望の商品だ。直接社員にスッポン天国を売らせていた時期は、なかなか販売が伸びず
苦しかった。しかし代理店方式にしてからは順調に業績を伸ばして居り、最近は少し
成長が早過ぎるくらいに会員数が増えて来た。日本の国民は皆、明るい将来への夢を
見たくて仕方がないのだと川内は思う。理屈ばかりこねて何もしない職業政治家より
夢を与えるという意味に置いて、日本社会に貢献していると思う。現代版「親鸞聖人」って
感じだと勝手に思うようになって来た。
「スッポン天国の会」のシステムは、まず「スッポン天国」という健康食品を、一口 
50万円分購入すると、代理店としてスッポン天国の会に登録される。その代理店が
子代理店を4名勧誘すると代金200万円から1割の20万円親代理店に支払われる。
その子代理店が4名の孫代理店を勧誘すると、親代理店に80万円入る仕組みであり、
子代理店4人が全員孫代理店を作ると、親代理店には合計で340万円入ることになる。
親代理店の最初の50万円を引いて、290万円のお金が親代理店に入る計算になる。
4名以上の代理店を増やすと、以後子で1名当り5万円、孫代理店で5名以降1名に付き
20万円が、親の手許に入ることになっている。子・孫を増やせば増やすほど、親代理店
にお金が入ってくる仕組みだ。スッポン天国の会は残ったお金を社員の人件費や
「スッポン天国」の商品代に充てる。会員が会員を募る今の体制が出来て、社員数を
増やさずに売り上げを伸ばすことが出来るようになった。商品の「スッポン天国」中身は
実はタダの「ラムネのお菓子」だ。ラムネのお菓子から糖分を抜いただけだから、容器や
包装に少し金が掛かるが、商品の中身は極めて安い。「スッポン天国」だけの販売もして
いるが、此方の方は伸びてはいなかった。
人間の病は気から始まると川内は思う。「体に効く物」と思えば自身が持っている免疫力が
高まり、自然と体調も良くなる。だから中身がラムネでも健康食品だと川内は思っている。
でも、いつまでも続く商売だとは思っていない。もう少し儲けたら、谷口に経営を譲り、
金を持ってしばらく東南アジアにでも行って暮らそうと考えて居た。その為の極秘の内に
マネーロンダリングや海外送金を検討する必要があった。平松事務所で真実を見た川内は
この女が平松の愛人であるように思えたが、その容姿や振る舞いが気に入り、この計画に
ピッタリな女に思え、なんとか手にいれようと真実に近づき関係を持つまでになっていた。
真実の方としても、金持ちの川内は魅力ある男だったので、利用しようと思い関係を持つ
ことにした。



  続く
         (ワープロ打ちに疲れました)

# by ikenaiziisan | 2012-05-26 11:28 | 小説 | Trackback | Comments(0)
2012年 05月 25日
何でやろう?

何でやろう 今朝のJR電車に人が乗ってない
この車両にいけないじいさんを入れても8人
土曜日でもこんなに少ないことは無かったと思う
何か気持ちが悪い夢の中に居る感じがする

何でやろう 東京がオリンピックの候補で
一次審査通った3都市に選ばれたのに嬉しくない
こんな国民が居るから東京にオリンピックを招致出来ないのか

何でやろう 関西が原発停止で発電能力不足してるのに
この夏は関西は暑くなるそうで悪いときに悪いことが重なる
 何でやねん!

3駅目に着く二人乗って二人降りたまだ空いたままの席がある
 何でやねん! 気持ち悪い

しばらくは晴れが続くと昨日はテレビで言ってたのに今日は一時雨
何でやねん! 次の日ぐらい当てんかいな

今日は給料日。明日は土曜日で京都へは行かないそうで
家人は掃除の日だそうでオマエは適当にしたらって言う
小説の続きでもワープロしますか  おわり 

# by ikenaiziisan | 2012-05-25 06:48 | Trackback | Comments(0)
2012年 05月 24日
電車内でイライラと
さっき乗ってた電車内のお話です
いけないじいさんいつものように
電車に乗り込むと今朝は長椅子シートの
端から二つ目が空いていたので座って
いつものように新聞を広げて読み始める
次の駅で隣の端が空いたので端に移動し
また新聞の広げて読んでいると
いけないじいさんの前に30歳代の男が立った
反対側のつり革には誰も立って居ないに
ワザワザ新聞を広げたオヤジの前に立たんでもエェやんか
その男いけないじいさんの前に立って本を読み始めた
いけないじいさんの広げた新聞がその男の本に当たりそうで
新聞を畳んで読む感じになり、とっても窮屈感を覚えた
何でやねん!他につり革に掴まるとこギョウサンあるのに
何でワイの前やねん!そう思うと新聞記事も頭に入らず
その男が読んでる本の中身がページをめくる時に少し見えた
漢字にルビがふってあり宗教の本のようだ、聖書かな?
宗教に熱心なヤツは心に問題があるヤツで
宗教の教えが無いと社会に順応出来ないんしゃうかぁ~
いけないじいさん勝手に解釈して新聞を読んでました
そう思うと妙に気持ちが落ち着くから不思議なものです
若いのに逆らうとナイフで突然刺されるかもしれないし
今週の月曜日にオッサンが地下鉄の駅で刺されてましたし
類似事件が続くってことが多々ありますからね注意ですよ
ナイフで人を刺すってどんな感触なんでしょうか
刺される感触も知りたいな、でもどちらも経験したくない
今日は赤いシャツに黄色い上着のいけないじいさん
少し派手かな?そんでもって変な人が寄って来るのかな?
変なのはオマエだ!天の声が聞こえて来そうな今朝であります  (^з^)-☆Chu!!


# by ikenaiziisan | 2012-05-24 07:01 | Trackback | Comments(0)
2012年 05月 23日
幸福度21位!?
福岡市の職員が一ヶ月間、外で酒を呑んだらアカンって
市長から言われてるそうで酒による不祥事が原因のようですが
酒呑みには辛い一ヶ月になりそうで呑む人に罪はなく
酒に呑まれる人が悪いのに同じ酒呑みとして同情を覚えます
いけないじいさん休肝日もなしに毎日酒を呑んで周りからは
いい大人が酒に打ち勝てないでは情けないと思われてるでしょうが
酒を楽しむ、他人に迷惑を掛けない、自分の体を少し蝕む程度
許してやりましょうよ、完全主義は幸福をもたらさないと思います
新聞に先進国中の幸福度ランキングが載ってました
日本は21位だったそうで働き過ぎなんでしょうな
長時間勤務で心に余裕なし、余暇や睡眠・食事の時間が少ないからか?
国民の生活満足度が低くなって順位を落としたようですが
210万人も生活保護を貰ってる国民が暮らしている国が
21位とは信じられない感じがするが210万人の国民が幸福で
残りの国民が余り幸福とは感じていないのかな?働かないで生活費貰えて
医療費はタダ。ホンマに働けない人が210万人も居るやろか?
コツコツ国民年金を長年払ってたアリさんよりも人生ズ〜と遊び呆けてた
キリギリスさんの方が得してるってことは無いと信じてますが
黙々と働く者より仕事はソコソコにアピールだけは熱心なヤツ居るが
そんな人間が社会で成功するのかも知れませんな
幸福度の1位はオーストラリア、2位はノルウェー、3位アメリカでした
いけないじいさんも幸福求めて ε=ε=┏( ・_・)┛  行きますか 



# by ikenaiziisan | 2012-05-23 06:59 | Trackback | Comments(0)
2012年 05月 22日
小説 真実と真実 続編 同窓会③
小説 真実と真実 続編 


                     同窓会 ③



三昌真実は平松の秘書になるまでは、明岩市に支店のある地方銀行で総合職の渉外部に
所属していた。しかし銀行内の人間関係が元で銀行を辞めた。しばらく正規の仕事には
就かずアルバイトをしていたが、ある大人のパーティーで平松と知り合い、事務方に欠員
が出た平松事務所に厄介になることになった。三昌真実は銀行に勤めていたこともあって、
金銭感覚に優れ政治家の裏方むきの女性だった。主に出納記帳や後援会の事務作業をして
もらっていたが、事務所の仕事にも慣れた26歳の時からは、平松の秘書として地元選挙区で
平松と行動を共にするようになっていた。平松は現在55歳の妻帯者、子供も大学生の息子が
2人いる。真実とは27歳の歳の差で平松にとっては、自分の娘の様な感じだが、
秘書としての昼の顔と、愛人としての夜の顔を持つ、真実が愛おしくて堪らなかった。
東京に連れて行かなかったのは、政治記者が多い東京では真実との関係を暴かれる危険が
あった。妻子の住む地元の方が却って安全だと考えたからである。真実は28歳になっていた。
55歳の妻子持ちの男と何故関係を続けているのか、自分でもよく分からない。
平松の話術に嵌まってしまって居るのか、真実は銀行を辞めてから、内向き人間になって
しまったようで、ドンドン攻めて来る平松に魅かれるものがあったのかもしれない。
日中の真実は平松と秘書の関係を守り、逆に夜になると娼婦に変身し、その変身ぶりに
平松は戸惑ったが今の関係に満足して居るので疑問に思ったが追求することはなかった。
真実が平松に話しかけた。
「先生。収支報告書が出来上がったので見てほしいと、小久保さんから預かりました」
小久保隆は平松の第一公設秘書で平松の政治資金団体「海山会」の会計責任者だった。
「そうか。どれどれ、この1億円で買ったマンションの資金の出どこはどうした」
「はい。山田建設関連からの献金ですが、これは表に出せないので先生の個人資産からの
 借入として処理したそうです」
「そうか分かった。政治には兎に角、金がないと選挙に勝てないし、同志をつなぎ留めることが
 出来ない。この世の中は本音と建て前とがあって、その使い分けが出来ない者は
 何事に置いても上手く行かない。政治には大きく分けて2つのタイプがいる。国民に
 夢や希望を与える政治家と、何もしない「評論家的政治家」だ。私は前者の政治家で
 有りその為には同志を集めなくてはならず、金が必要なのだ」
真実は黙って平松の話を聞いていた。


# by ikenaiziisan | 2012-05-22 21:48 | 小説 | Trackback(1) | Comments(0)
2012年 05月 22日
ツキ無し? いけないじいさん
昨日の帰りの電車でつり革に掴まり立ってました
電車が駅に着き乗客をドアから吐き出して
ホームに出た乗客が改札口に向かって歩いて行く
ホームを歩いてるその姿を見てましたら
一人の大学生風の娘が前を横切りました
その娘のスカートが背中に背負ったリックに挟まり
お尻が見えそうになってグッグッと視線を注いだが
窓から娘の姿が消えて早く電車が動けと心に念じる
ドアが閉まり電車が動き出して娘に追いついたときには
娘のスカートは元に戻って居た残念無念!ツキ無しか
今朝の大阪駅のホーム上、エレベーターおやじ発見!
今日はエレベーターで改札へ降りるつもりのようで
ホームの端のエレベーターまで傘をぶら下げ近づいて行く
エレベーターはホーム上で待機中、おやじラッキー!
あと3mでも無情にもエレベーターは下に降りて行き
おやじはエスカレーターの方へホームを戻って行った
今朝のおやじはツキ無し!残念無念でしょうな
でもいけないじいさんはニンマリ  
他人のプチ不幸は見ててオモロイことが多いから
関西は暫く天気が良いみたい5月も今日を入れてあと10日
関西の暑い暑い夏の前のこの時期を大事にしたいと思います

では会社に着くまでの残りの時間を利用して小説の続きを考えましょう




# by ikenaiziisan | 2012-05-22 06:47 | Trackback | Comments(0)
2012年 05月 21日
今朝は金環日食です

今、6時15分大阪駅ホーム上に居ます
今日は金環日食が日本各地で観られる日
でも空を見ると雲に覆われて少し雲の間から
青色が見える程度でさて太陽は顔を出してくれるかな?
さっき乗ってた私鉄は何時もより乗客が多かった
早く職場や学校に行って観察しようとする人達が乗ったのか?
でもでも生憎のこの天気、残念無念テレビなら飛行機で
雲の上からの映像を見せてくれるでしょう

写真は昨夕の肴ですカモ肉を買って来てチーズと共にパクリ
ビールにピッタリお酒が進みました 満足でんな

願わくば酒を呑みながら天体ショーなるものを観たいものです   (-^〇^-)

# by ikenaiziisan | 2012-05-21 06:33 | Trackback | Comments(2)
2012年 05月 20日
小説 真実と真実 続編 同窓会②
小説 真実と真実 続編

 
              同窓会 ②


「今日は皆さんお忙しい中、同窓会に集まって頂き誠にありがとうございます。生憎、
稲田先生は体調を崩され欠席ですが、健康第一です。先生が早く良くなる様に今夜は
皆さんと一緒に中学時代に戻ったつもりで、元気に語り合いたいと思います。先ほど
健康第一と申しましたが、私はこの選挙区から国民の生活第一とマニフェストを掲げ
民天党より出馬し、当選させて頂きました。しかし今の民天党はマニフェストで国民
に公約したことを何もせず、国民に負担ばかり求めています。私はこれを憂い民天党
を離党し民々党を作りました。今は国会議員6名の小政党ですが、国民目線の政治を
追求し次回総選挙では、真の国民の生活第一の政治を訴え、次の政権を担う政治家に
なるつもりです。・・・」
「平松さんの演説はそこまで、次は川内さんどうぞ」
幹事の田中が平松を制して、次の自己紹介を促した
「私は川内隆則です。かなり太ったので中学時代の面影がないかもしれませんが、話して
 いる内に思い出して貰えると思います。私は今、健康食品の会社を経営しています。
 業績は順調です。話が長くなりますので、会社の話は飲みながら、追々させてもらい
 ますので、よろしく。」
少し自己紹介が長くなったが、全員の挨拶が終わり乾杯をすることになった。乾杯の
音頭に川内を幹事の田中が指名した。
「せんえつですが乾杯の音頭を取らして頂きます。稲田学級の再会を祝しまして、そして
 皆様のご家族の健康を祈って乾杯!」
乾杯!乾杯!乾杯!とグラスを合わせる音が店内に響き宴が始まった。
時間が経ち3組に分かれ、各グループ共に話が盛り上がっていた。一番盛り上がっていた
グループは平松と川内のいる5人のグループで中心の2人の話を他の3人が拝聴する感じ
だった。平松は今の政治情勢を嘆き、民々党が政権与党になったら、明るい豊かな社会に
なると熱く語っていた。一方の川内は健康維持に自社の健康食品が優れていて、尚かつ
各個人が代理店になると、健康と代理店収入の両方で得であることを雄弁に説いていた。
そうこうする内に同窓会も時間となり、お開きとなった。2次会に行く者、そのまま帰宅
する者とそれぞれ別れ、今夜の主役の様であった2人は、業務多忙を理由に2次会の参加
を断り、平松の地元事務所でお互いの仕事をもう少しすることにした。

平松の地元事務所に戻った2人はそこで互いの現況を話し合い、平松から政治献金の打診
を受けた川内は、自身の事業に政治家の力が必要になる時が来ると感じ、献金の申し入れ
を快諾した。その際に同席して居た秘書の三昌真実に何か魅かれるものを川内は感じた。




③に続く  (次の投稿は26日の土曜日ぐらいかな?)

# by ikenaiziisan | 2012-05-20 07:36 | 小説 | Trackback | Comments(0)
2012年 05月 20日
牛もも肉のチーズ巻でんがな

牛もも肉のチーズ巻を作ったんだぜ
いけないじいさんワイルドだぜ
でも肉が高いのでこま切れ肉使ったんだぜ
これでビールが進んだんだぜ

作り方は簡単でした
肉に醤油とみりん同量で味付けし
チ-ズとピーマンを肉で巻いて焼くだけ
まあまあ美味しくできましたよ

昨日は家に戻ったのが19時すぎ
京都の婆さんが病院から戻って来ていいように
部屋の片づけをしてました
いけないじいさん慣れない肉体労働に
今朝は腕が少し張ってます
全然ワイルドでない いけないじいさんです


# by ikenaiziisan | 2012-05-20 05:31 | Trackback | Comments(0)
2012年 05月 19日
小説「真実と真実」続編 同窓会
小説「真実と真実」続編 同窓会を書き始めますよ

連休中と違い時間がとれないので少しづつの投稿です


小説 真実と真実 続編


              同窓会 ①


今日は5月12日土曜日、立夏も過ぎ街は新緑に輝いていた。
平松公一は電車に揺られ、扉付近に立ち故郷の街並みを車窓から見ていた。
平松は衆院の国会議員で、このふるさと明岩市選出の当選3回の政治家だ。
総選挙も近々予想され、週末は東京を離れ地元選挙区で、支持組織の拡大強化に
努めて居た。平松は議員6人の小政党民々党の代表をしており、いざ総選挙となれば
民々党候補の応援に、全国を駆け回ることになる。今の内に自分の選挙区で票固めを
して置く必要があった。だから国会期間中も地元秘書任せにせず、こうして選挙区に
毎週のように足を運んでいた。直接地元民に会い情に訴える作戦は、有権者に対する
有効な手段だと考えていた。でも今日は少し違い、中学3年時の同窓会にこれから出席
する予定で、いつも同席する秘書の三昌は、今頃一人で後援会廻りをしている筈だった。
平松は与党の民天党に所属していたが、前回の総選挙で民天党が国民に約束した
マニフェストを現首脳陣はことごとく覆した為、それに反発して同志5人と共に離党し
民々党を立ち上げ今に至っている。民天党が与党になれたのは国民に甘いマニフェストを
提示したお蔭であり、その約束を反故にして次の総選挙で民天党が勝利するとは
平松には到底思えなかった。政治家は選挙に勝ってナンボの世界だと思う。負ける陣営に
組みすることは平松には出来ない相談だった。その平松の乗った電車の別の車両に同窓生
の川内隆則も乗っていた。平松と同じく同窓会に出席する為だ。川内は健康食品を売る
会社を経営しており、そのオーナー会長であった。
電車が目的の駅に着いた。改札口は1か所で集合場所は改札の前であった。
先に平松が改札を出ると既に7~8名集まっていた。幹事の田中晴美が近寄って来た。
「平松くん久しぶり。イヤ平松先生って言わないとダメかな」
「田中さん、平松でいいよ。同窓会のムードが壊れちゃうよ」
「そうね。今日ね、ドタキャンが有ったりして集まりが悪いの、15名ぐらいかな先生も
 体調が悪いそうで来れなくなっちゃたし」
「稲田先生はどんな様子?先生77歳ぐらいだったかな?歳も歳だし心配だ」
「大丈夫みたいよ。風邪ぎみで歳だから無理せず、自宅で静養するっておっしゃってたわ」
「それならいいが・・・」
そこに今乗ってきた電車組が加わり、今日のメンバー全員が集まったようであった。
そして連れ立って、近くの飲食店に入り全員が着座し、幹事の田中晴美が司会を始めた。
「それでは皆さん、これから明岩中学校稲田学級の同窓会を始めたいと思います。生憎、
 先生は風邪をひかれ今日は参加できませんが、先生より少し体調を悪くしただけで、元
 気に暮らしていますのでと伝えて下さいとの事でした。では乾杯の前に各自、簡単に
 近況報告をお願いします。最初は平松さんお願いします」
平松は最初に指名を受け、少し戸惑ったが職業柄、人前で話すのは朝飯前、一つ咳をし
話し出した。



②に続く

# by ikenaiziisan | 2012-05-19 07:43 | 小説 | Trackback | Comments(0)
2012年 05月 18日
チキンレースの行方は・・・‥
ギリシャが又々キナ臭くなって来ましたな
緊縮策反対! ユーロ圏からの離脱反対!
でもお金ないから出して頂戴って
ギリシャ国民は生活保護を貰いながら
パチンコしてるみたいに思えて来ます
ギリシャがデフォルトしたら欧州全体が困るから
緊縮策を緩めてもギリシャを破綻させたりしない
ってギリシャ国民は判断してるのでしょうか?
他のしっかりした財政の国にしてみれば
あまり働かない人達の為に何で汗水かいて
貯めたお金を使うんだって思ってるでしょう
北朝鮮の瀬戸際外交みたいになってますな
電気も危ないしこの夏はひときわ暑くなる予感
人間は欲深いから行き着くとこまで行くんでしょう
世界の人口も増え続けて今は70億人位かな?
でも100億人位がピークでそこからは減少するらしい
100億人が地球の資源を食べ尽くすからだとか
愚かな人間はそこまで行ってしまうような気がします
日本の政治もギリシャと同じなのかな
 ア〜でもない  コ〜でもない
何もしない何も出来ない政治がまたまだ続くようです  ”(ノ><)ノ


# by ikenaiziisan | 2012-05-18 06:46 | Trackback | Comments(0)
2012年 05月 17日
刺青と入れ墨?
大阪駅のホームにあるエレベーターを利用してたオッサンが
最近エレベーターに乗らないなぁーと思ってたら
エスカレーターで降りて行くオッサンの姿をを見掛けました
オッサンに何があったのでしょうか?
エレベーターに乗り損ねが続いて宗旨変え?
いけないじいさんの朝の楽しみ減った気がして残念でなりません
今日のいけないじいさんの服装は半袖シャツにブレザーです
いけないじいさん病弱オヤジで暑さ寒さに弱いんで今は服装で涼しさ演出
街で若い人たちが半袖Tシャツを着てるのを見掛けることが増えましたが
入れ墨か刺青かシールなのか知りませんが肌に何やら描かれた人を見掛けます
あれを見ると嫌な気分になります何か無言で脅されてる気分になって来る
新聞によると大阪市が実施した職員の「入れ墨調査」で110人もの職員が
自身の体に入れ墨をしてたそうで公僕かヤクザか分からん感じを受けました
入れ墨が個人の趣味の問題で他からとやかく言われる筋合いはないと言う人もいますが
入れ墨が他人に対して威嚇の意味が含まれてることを考えると公僕はすべきでないと思います
入れ墨は黒や灰色のイメージで刺青は赤や青色のイメージがしますが特に区別はないのかな?
公務員って社会秩序を守り慎ましく生活する人達だと思ってましたが違うようですな
シロアリの仲間(亜種)なのかも知れないといけないじいさん思いました  (-.-)zzZ
  あぁ〜 これが大阪の哀しき現実なのね   (≧ε≦)



# by ikenaiziisan | 2012-05-17 06:54 | Trackback | Comments(0)
2012年 05月 16日
鳴らない携帯電話を家に忘れました
昨夜、携帯電話を充電器にセットし、それを持って家を出るのを忘れました
携帯電話会社からのメールか、間違い電話が掛るぐらいの「鳴らない携帯電話」だが
このブログを投稿するためには必要なアイテムなので少し困ってます
しょうがないので今朝は会社のパソコンを拝借してグチ投稿です
これからは充電するときはカバンに「充電中」のメモを置くようにします
「君どこにパソコンからアクセスしてるんだ」パソコン履歴を見られて
社長様から怒られたりして・・・・ 今日は沖縄復帰40年の話を書く積もりでしたが
時間がないのでまたの機会にしたいと思います さぁ~お仕事しませう!  (^-^)!!

# by ikenaiziisan | 2012-05-16 07:45 | Trackback | Comments(0)
2012年 05月 15日
86のカタログが届いた

トヨタの営業マン氏から新型車のカタログが届いて居た
今乗ってるクルマは7年目、運転の下手なオヤジで車の四角はガタガタ
でも家人は買わないと言う欲しければ宝くじでも当てたらって冷たい
でも買ってくれても86は買ってもらえない婆さんたちが乗れないから
いけないじいさん貧乏人だから2台クルマ買えないし 
                       哀しき物欲オヤジです  ”(ノ><)ノ

# by ikenaiziisan | 2012-05-15 18:07 | Trackback | Comments(0)
2012年 05月 15日
安かろうは危険?

福山市のホテル火災の死者に母娘が居たそうです
安いホテルだったようでビジネスホテル代わりに
利用していた人も居たようで先日のバス事故みたいな
安かろう危ないだろうってことなのか?でも金が無いのなら
それも受け入れないと貧乏人は生きていけないのかな?
写真は一枚300円の宝くじ一等は10万円で二等が1万円
10枚買ったから100人に一人の確率で10万円が当る
抽選日は6月12日なのでほぼ一ヶ月10万円の夢が続く
一億円の宝くじも買おうか迷ったが分相応の10万円にした
金で大方の価値が買える貨幣経済の中で暮らして居て
その金が無いから不幸な人生だと感じるのか?
いけないじいさんは天に向かって叫びますよ
「死ぬ」ことだけは平等なんだぞ〜〜って  ♪〜θ(^0^ )


# by ikenaiziisan | 2012-05-15 06:40 | Trackback | Comments(0)
2012年 05月 14日
火事怖しであります
広島県福山市のホテル火災で7人が死んでました
テレビのニュースで消火の様子が映ってましたが
凄い煙であの中を逃げるのは大変そうですな
死んだ方は一酸化炭素中毒で身動き出来ずに
焼け死んだのか?女4人に男が3人だそうです
ラブホテルらしいが男一人死人が少ないのは?
男が連れの女性をほっといて一人で逃げた?
助かった人は着の身着のままだったそうで
ちゃんと服着て逃げた人が死んだのかな?
ホテルに泊まる時には避難経路の確認が大切ですな
                    ε=ε=┏( ・_・)┛


# by ikenaiziisan | 2012-05-14 06:36 | Trackback(1) | Comments(0)
2012年 05月 13日
広すぎる部屋


インド料理の後はカラオケ屋へ
あてがわれた部屋が広すぎる
いけないじいさんは貧民階級
広い部屋は心が落ち着かない
姿勢を正して歌唱しておりました
昨夜は超!健全な夜でありました  (^-^)!!

# by ikenaiziisan | 2012-05-13 06:13 | Trackback | Comments(0)
2012年 05月 13日
インドを征服!?


昨夜は三宮でインド料理を食べてました
今世紀、成長著しいインドを食べつくし
支配下に置こうと考えたのであります
でも結局ナンキョク、いけないじいさんの負け!
辛いからビール飲み、料理も多くて
貰った水が一番美味かった (六甲の水?)
お腹が満腹になり酔う暇なしインド料理に敗戦!
帰り際に白人のお姉ちゃんが一人で店に
その姉ちゃんオッパイが・・・  乳輪以外の
上半分出した服装でオヤジの目が・・・
  (頑張って見ない様に最大限の努力)
でもオッパイにシミがいっぱい有ったような
チラ見しかしてないのでハッキリしませんが
そんな印象でした あぁ~ カレーとオッパイ・・・
子供も好きですがオヤジも好きなんです  (^-^)!

# by ikenaiziisan | 2012-05-13 05:12 | Trackback | Comments(0)
2012年 05月 12日
持家願望でんがな
日本人は持家願望が強い国民だそうです
長〜い ローンを組んで節約して家を購入される方も多い
いけないじいさんは賃貸派でこれからも家賃を払って行く予定
別段家賃を払うのが好きなのではない貧乏人で家を買えないだけだ
もっとも会社で世帯を持ってる人は結婚してまだ日の浅い人を除くと
賃貸派はいけないじいさん位だから会社から戴く給料が低いとは言えず
生来の貧乏人根性がローンを組んでまでして家が欲しいと思う要求を
押し殺し「移動の自由」や多様な消費意欲を求めるオヤジにしているみたい
最近はローン金利が下がり若い人も借りやすくなってると思ったら
ナントその分審査が厳しくなってんだそうで勤め先やら勤続年数やら
金融機関も利幅が少ないから貸し倒れを恐れて慎重になってるみたい
いけないじいさんこれからも「自由」を享受したく「家」の呪縛から距離を置き
おもろい人生を過ごす積もりです 今夜も愉快な夜でありますように  ♪〜θ(^0^ )


# by ikenaiziisan | 2012-05-12 07:02 | Trackback | Comments(0)
2012年 05月 11日
気付かないだけ
富士山に新たな活断層を発見!
単独の山であんなに高いんだからね
あちこちに歪みや亀裂があって当然でしょう
人間もそうですが美しいものは遠くから見るもんでんな
美は近くにあると何やかやと害が出るものかもしれません
この世界、人間には知らないことや解らないことばかりでんがな
せめて教訓だけでも活かして暮らさないと御先祖に悪いでっせ
地震の教訓、津波の教訓、噴火の教訓それに自然破壊の教訓と
過去の出来事だけを検証して対策を取るだけでも有効のようやな
立夏が過ぎたのに最近いけないじいさんツバメさんを見掛けませんな
いけないじいさんの住む街では自然破壊が進んでツバメが棲めない?
今の内に絶滅させない為にも捕まえて人口飼育してた方がいいかも
ほって置くと「トキ」みたいになっちゃうかも知れませんから
新聞にこのまま行くと1000年経つと日本の子供が0人なると書いてました
ショッキングな記事であります。人間ってのはホント脆い生き物だと思います


# by ikenaiziisan | 2012-05-11 06:48 | Trackback | Comments(0)
2012年 05月 10日
茶番劇の続編でっか?
いけないじいさん小沢先生は好きではない
でも小沢裁判で指定弁護士が控訴したのが ?
これで何も出来ない、しない政治がまた続く予感
もう小沢問題は要らんわ、早よう総選挙しまひょ
国民の審判で決めたらエェやんと思いまんな
無駄な税金を使うな!不満のマグマが大きくなった
今日の大阪は晴れ最高気温は昨日より6度低いそうだ
寒暖の差が大きいと小デブの身体に堪える
今朝、起きてインターネットを開いたら見たら
大阪で電車に飛び込む自殺についての研究結果が書いてた
5〜60歳代に自殺者が多くて、晴れの日に自殺しやすいとか
いけないじいさんも不満ばかりを貯めてると、このおっちゃんも
うつ病になるかも知れませんからしょっちゅうガス抜きしないと
さてさて、酒以外で何か良いガス抜き方法を考えないと
やっぱりお姉ちゃんへのセクハラかな ?   (^з^)-☆Chu!!



# by ikenaiziisan | 2012-05-10 06:50 | Trackback | Comments(0)
2012年 05月 09日
夢破れて野良猫在り
猫ひろし五輪出場ならず!

世界陸連が決定したそうで
猫がごねてもオリンピックは儚い夢か
話題性はあったから芸人としては
この方が良かったような気もしますな
今日も先日ほどではないが雷雨になるかもと
朝のテレビの天気予報で言ってましたが
外が急に暗くなったら石の建物に逃げ込もう
新聞によりますとギリシャがまたまた不安材料に
総選挙で連立与党が負けて緊縮政策に黄色信号
このままで行くと再選挙になるらしい
そうすると何もしない空白期間が出て
状況が今以上に悪化してって悪循環を繰り返す?
日本もそうだが民主主義は手間が掛かる感じ
お隣の大中国様なら小沢先生も簡単に失脚するのに
日本も何もしない、出来ない期間が長すぎですよ
何か段々と世の中が無秩序になって来る気がします
「いい国作ろう、大阪都」 大阪から日本を洗濯しませう!


# by ikenaiziisan | 2012-05-09 06:39 | Trackback | Comments(0)
2012年 05月 08日
決まり事を変えるの難しいね
もう朝が寒いと感じなくなり街を歩くお姉ちゃんも薄着なってきた
今朝はお姉ちゃんが腰の辺りから生肌を出し腰くねらせ前を歩いてました
いけないじいさんHオヤジですからね。そこに目が行ってました
でもあんなに腰やお腹出しててお腹が痛くならないのかな?
注目して欲しいと言う願望の表れなのかオッパイの谷間もよく見掛ける
まぁまぁ、Hオヤジには良い季節になったように思います
ところでテレビで死亡事故を起こしたバスの報道を観てましたら
安いツアーバスは怖くて乗れませんな安い分、運転手の待遇が悪くなり
事故の可能性も増大するって構図なのか?でも単に運転手の日当上げても
運転手の勤務全体を管理出来ないと居眠り運転はなくならないでしょう
7人の死亡事故を起こしたあの運転手は日雇いで日当一万円だったって
一万円の為にあんな事故起こして割りが合わない感じがします
規制や規制緩和の判断は難しいね。ツアーバスの場合、規制強化で
折角育ったバスツアーの市場が縮小するかもしれないし
運転手管理を強化すると新規参入するのが難しくなって業界が硬直化するし
交差点の信号機みたいなもんか?赤信号で立ち止まるか、渡るか
ドイツ人は赤信号では立ち止まるそうですよ。規則は守る国民性か?
ギリシャの人は赤信号でも青信号でも関係なしに横断するそうで自由な国?
その効果か先進国中で交通事故で死ぬギリシャ人が多いそうですよ
   (自由には代償がいるってことなのか)
何でも自由は危なっかしいし、何でも規制は堅苦しい、何事も程々か
まぁ。いけないじいさんは夜行バスだけは乗らないようにしましょうか  (≧ε≦)


# by ikenaiziisan | 2012-05-08 07:06 | Trackback | Comments(0)
2012年 05月 07日
天気晴朗なれど尻痛し

腰痛が治まった辺りから右臀部に傷みあり
休み明けで張り切って仕事しないといけないが
戦闘能力は低下したままで会社もこんな従業員が居ては
業績拡大は望み薄、期待されない社員なので今日も早帰り
これは世に言う神経痛なるものか?鈍痛を覚える
半世紀以上生きて来ると体のパーツがあちこち傷んで来る
一昨日から昨日にかけて各地に竜巻警報が出て
筑波辺りでは被害があったようで残念ながら死傷者も
出てるようなので、竜巻は米国の話って思っましたが
日本でも十分な備えをしないと風で飛んで来た物に当たり
いけないじいさん御臨終って話になるかも知れません
パーツの交換で済まなくなったらいけません中年は自重が肝要
この連休中にあった中3の時の同窓会に出席しました
当日の面影のままの人、全く判らないぐらいに変わった人、
色々でしたがいけないじいさんは変わってしまった人かな?
相当おデブちゃんになりましたから昔の面影薄しって感じ
中身も変質してるようであの当日の純真無垢な少年は死滅しました
この連休中の成果は短編の小説を書けたことぐらいかな
書いて見ると結構面白い「小説の書き方」なるものも無し
我流に付き誤用や辻褄が合わないところもありましょうが
一読をお願い致します  (今朝のブログは小説の番宣です)

写真は神経痛の薬(酒)を飲むための水(肴)です


# by ikenaiziisan | 2012-05-07 06:33 | Trackback(2) | Comments(0)
2012年 05月 06日
いけない小説でんねん  ⑤
⑤ 真実と真実



上川は先輩社員の平尾と二人、支店に残り融資案件の本部提出書類を作って居た。
上川はまだ融資審査用の社内書類作成に不慣れで、平尾からの助言を必要としていた。
20時を過ぎ、平尾が上川に言った
「そろそろ帰ろうか。大方書類も出来た様だし、明日の午前中には課長に渡せるだろう」
「ありがとうございます。色々教えてもらったので、今回は課長から一発OKを出して
もらえそうです」
支店で残って居るのは上川と平尾、そして支店長会議用資料の準備の為に残っている岩下
支店長だけだった。
平尾が帰り際、岩下に声をかけた。
「支店長、お先に失礼します」
それに続けて上川も失礼しますと声をかけ帰ろうとすると岩下が
「上川君、ちょっと話がある。残ってくれ」
そう上川に声が掛かったので、平尾は上川にお先にと片手を上げて、部屋を出て行った。
二人だけになりしばらく沈黙が続いた。
「支店長、お話はなんでしょうか」
上川の方から声をかけた。
「あぁ キミに辞令が出た、転勤だ。来週から小久保支店に言ってくれ。新しい支店で
 頑張るように」
そう言い岩下がまた書類に目を落として、また沈黙が続いた。その仕草を見て上川の
心に、沸々とまた怒りの泡が湧き上がって来た。なんでこんな男がオレの幸せを台無
しにする権利があるんだ。金も権力もない上川はこの不条理を呪った。
その怒りは上川の理性の殻を突き破り、行動へと駆り立てた。上川は岩下の机に置いて
あった花瓶を持ち、書類に目を落としていた岩下の頭に、それを振り下した。
鈍い音がして岩下が床に倒れ、赤い血が床に血だまりを作った。上川は花瓶を机の上に
置いた。花瓶に挿してあった、萎れた赤いバラは岩下のそばに落ちていた。
人間の死は以外と呆気ないもので、さっきまで偉そうにして居た岩下も、今はただの
肉の塊でしかなかった。上川は怒りの泡が、心の中でどんどん萎んで行くのを感じた。
そしていつもの上川の心に戻った時、自分のしでかした重大な過ちに茫然自失になった。
どの位そこに立ち竦んで居たか分からないが、平常心に戻った上川は電話を手にし、
警察に連絡を入れていた。
遠くでパトカーの音が聞こえる。上川は床に落ちた、赤いバラをクリルスタルの花瓶に
戻し、携帯電話を取り出した。
(支店長を殺した。さようなら真実)
と短いメールを真実に送った。

翌朝の支店は大騒ぎであった。しかし事件自体は、単に岩下支店長が上川を叱責した事に
対して、上川が逆上し支店長席にあった花瓶で、支店長の頭部を叩き殺害したということ
に落ち着いた。これは銀行という信用重視する組織で、男女間の縺れなどと言うマスコミ
が喜ぶような話題を提供することを、恐れた銀行側の事情があったからで、行員たちの間
では、真実が絡んだ三角関係の縺れであることは周知されていた。


ほどなくして真実は銀行を辞め、一人暮らしを始めた。あの事件以来、昼の真実は悩み
抜け殻のような状態になり、かわって昼の間も、夜の真実が行動を支配していた。夜の
真実は自身の欲望のままに、自由な生活を送っていた。
真実は収入を得るためにアルバイトを始めた。不定期に開かれる「大人のパーティー」に
女性メンバーとして参加し、主催者から報酬を貰うアルバイトである。
その手のパーティーでは本物の素人カップルや単独女性は少ない。そこで真実たちの様な
女性が、パーティーを盛り上げるために必要になってくる。パーティーは週末に開かれる
ことが多い。時間帯は昼もあれば夜中の時もあり、その時々の主催者の募集で決まる。
主催者は粟林勝という40歳代の独身の男で、仕事は建築の設計を一人で営んでいた。
週末のパーティーは趣味と実益を兼ね、その経営する設計事務所で開かれていた。場所は
駅にほど近く、住宅地にあり一戸建てを住宅兼事務所として使っていた。またこの兼業を
するにあたり警察の取り締まりを恐れた粟林は、募集自体はインターネットを活用したが、
参加者の身分照会を厳格にして、主に社会的成功者を選んで、パーティーの参加を認めて
いた。そのためか公務員や銀行員などの参加者が多かった。粟林の性癖は、本物の家庭の
主婦をその夫の前で犯したいというものであったが、大人のパーティーに、素人の夫婦で
参加を申し込んでくる者は少なかった。しかし、稀に夫婦が参加してくれた時は粟林の至福の
時であった。
土曜日の午後1時、真実は粟林の事務所2階に居た。今日は昼間のパーティーでカップル
の参加はなく、単独男性10人と多く、そのため女性も真実を入れて3名用意されていた。
パーティー参加者は全員仮面を着ける決まりになっていた。目の部分だけ隠して、お互い
のプライバシーを守り、理性をかなぐり捨てられる様にするためだった。
真実は女性用に用意された、平時は粟林の寝室に利用されている部屋で、服を脱ぎ始めていた。
そこに二人の女性が入って来た。一人は真実のこの世界の先輩、新谷さんで真実は
この人から、色々この世界のことを教えてもらっていた。新谷さんは38歳になる主婦で、
二人の小学生の子供が居る。ご主人は建設会社に勤める、普通のサラリーマン。この世界
に入ったきっかけは、夫婦間のセックスレスが原因で、仕事で毎日遅くに帰る夫は、家に
帰るとすぐ寝てしまい、下の子が小学校に上がった頃からは、全く夫婦の営みは無かった。
そんな中、30半ばの性欲の増した新谷夫人には、満たされないイライラが募っていた。
そんな時にインターネットで粟林を知り、パーティーに参加するようになった。もう3年
ぐらい、欲望を満たし、ヘソクリも少しは貯まった。真面目な主婦であれば在るほど、満
たされない部分の欲求が溜り、その捌け口としてパーティーへの参加は、新谷夫人の楽し
みになっていた。あと2年、40歳になるまではパーティーに参加するつもりでいた。
もう一人の女性を見て真実は驚いた。ケイちゃんの母親の弓枝だった。弓枝の方は真実に
気づいていない様で、普通に挨拶して来た。弓枝も平凡な生活に飽き、刺激を求めてこの
パーティーに参加したようで、弓枝が毎日の単調な生活に飽きていた頃、何度か関係を持
ったことのある元同僚の粟林から連絡があり、パーティーに参加するようになり、一年が
過ぎていた。
真実は今日で3回目の参加になる。最初はいきなり3人の男に責められ、訳の分からない
まま終わり、どんな男たちだったが憶えていなかった。2回目は少し人間観察できる余裕
が持てるようになっていた。
粟林に今日のパーティーの内容を聞いてみると、参加者は公務員4名、大企業に勤める
エリートサラリーマン3名、医者2名、銀行員1名の10名という。平素は理知の塊の
様な男達が、日頃は押さえつけている自己の欲望を発散させるために、集まって来ていた。
集まった男達も十人十色、皆に共通するのは平時では経験できないアブノーマルな世界を
求める、内なる要求の心の叫びを満足させたいというものであった。
今日、最初に真実が相手をするのは、銀行員と公務員2人の3名だった。まず全員シャワ
ーを浴びてからプレーに入る前、酒などを飲みながら雑談し、それぞれの希望するプレー
内容を聞き出し、出来る範囲で協力するという筋書きでパーティーが進行する。
真実が相手をする3人の内の一人、銀行員はMで女性に責められることを好むようなので、
最初はSMショーまがいからスタートすることにした。銀行員が仮面を着けただけの裸に
なり、天井から吊るしたロープに縛り、トップレスの真実がムチで銀行員を叩いた。何回
か叩いていると銀行員が恍惚とした状態になり、真実はその表情が面白く更にムチを連打
する。ムチが銀行員の仮面に当たり、ずれて顔があらわになった。
真実はその顔を見て驚いた。
なんと!その銀行員は小野課長だった。
 (あの課長がこんなことを・・・)
人は日々仮面を着けて暮らして居るのかも知れないと真実は思った。
真実は先ほどより、強くムチを振り下ろしていた。






これで「いけない小説 真実と真実」を終わります



# by ikenaiziisan | 2012-05-06 19:44 | 小説 | Trackback | Comments(2)
2012年 05月 06日
いけない小説でんねん  ④
    ④ 真美と真実



真実ちゃんは上川君と付き合っているのか。上手く行ってんのか」
岩下が真実に問い掛けた。ここは西東ホテルの303号室。一戦を終えベッドに二人裸で
横たわり天井を見ながら岩下が訊ねた。月3回の逢瀬で前回からは、まだ3日しか経って
居なかったが、処々の理由で今夜も密会していた。
「何を突然、誰から聞いたの?」
真実は少し驚き、岩下の顔を見て言った。
「小野課長から報告があった。三昌が最近、仕事に身が入らずミスを重ねている。同期の
 上川と付き合っているようで、それが原因かも知れないと報告があった」
「支店長はどう答えたの?」
「もう少し様子を見てはって言ったよ。勤務評価も普通にしたらって」
「ありがとう。さすが支店長。そのお礼に今夜はサービスしなくっちゃ」
と言って真実は岩下に覆い被さった。
「ちょっと待ってくれ。上川とのことはどうなんだ?」
「上川君のこと・・・。私は夜の真実、昼ことは昼の真実に聞いて、さあさあオヤジ
 2回戦開始!」
「コラ、コラどういう意味だ。夜とか昼とか言って・・・」


上川は10歳上の先輩行員の平尾と、近くの食堂で昼食を食べていた。平尾は35歳独身
で「モテない君」35年、まだ本格的に女性と交際したことがない男だ。上司の指示通り
に働き、指示されないことには無関心な男だった。しかし何故か、会社内の噂には詳しか
った。後で分かったのだが、平尾は会社の吹奏楽のサークルに入って居てトロンボーンを
吹いていた。サークルの大半が女性で彼女達からすると、平尾は恋愛対象外の男で気安く
話せる相手だった。平尾の情報はそんなところからの様であった。
「ビックニュースを仕入れたぞ」
「なんですか。教えて下さいよ」
「人間って解らんな、昼間真面目そうに見えても、夜は別人って言う人は確かに居るな」
「どういうことですか。そんなに焦らさないで教えて下さいよ」
「昼飯代おごってくれたら教えてもいいが、タダじゃ~教えられないな」
「ホント凄い話ですか?騙し無しの本当の話なら昼代おごりますよ」
「よし!なら教えよう。それがな、ウチの支店長が支店の女子行員と付き合っていて、
 その相手って言うのは、ナント上川と同期のあの三昌らしい、ビックリだろう」
「それってデマですよ、彼女そんな人じゃ~ないですって」
その話に一瞬凍りついた上川だったが、否定することも忘れなかった。
「オレもそう思ったんだが、実際に黒木屋を出て西東ホテルに入る二人を見た者が居る」
上川は平尾の話に胸が締め付けられる様な、息苦しい気持ちになっていた。真実があの真
実が平尾の話が信じられなかった。
「どうした、食べないのか、体調でも悪いのか、そんなに残して」
「えぇ、ちょっと風邪気味なのか、調子悪いみたいです」
「そうか、何言ったって体を壊したらサラリーマンは終わり。会社は見てくれんぞ。
 お払い箱だ。支店長みたいに若い女抱けるような体力がないと出世は出来ん」
平尾のデリカシーのない言葉に一層気分が悪くなった上川であった。


その週末の日曜日の午後、上川は真実と映画を観に行った。二人は映画館を出て近くの
公園に行きベンチに並んで座った。
「真実、お前が支店長とホテルに行ったって噂を聞いたが、そんなことないよな?」
「・・・  」
「オイ!ちゃんと返事してくれよ。行ってなんかないよな」
「行ってたと思う」
「・・・ウソだろう!ウソだろう!」
怒りが込み上げて来た上川は、何度もウソだろうと繰り返した。
「上川君、私にもわからないの。昼の私と夜の私が居て、夜の私が支店長と、昼の私が
 上川君と付き合うようになったようなの」
「昼も夜も関係ないだろう。真実は真実一人じゃないのか。誰が今のお前が昼の事しか
 知らないって信じる」
「本当なのよ。私こないだ頭をぶつけるまでは、ホントに夜の私の行動が分からなかっ
 たの。ところが電柱に頭をぶつけてから、夜の私の行動が見えるようになって。でも
 今でも夜の私を昼の私が支配することは出来なくて、ただ見守るだけなの」
「なにを言っているのか、さっぱり分からんが夜まで待とう、君がどうなるのか見てみ
 ようじゃないか」
二人は日が落ちるまでその公園のベンチに座っていた。19時近くなり、やっとあたりが
暗くなって来た。
「真実、夜になった何か言えよ」
上川が長い沈黙を破って真実に言った。
「私が支店長と交際して何が悪い訳。アンタに関係ないでしょう」
「支店長には妻子がいて、お前には俺が居る。二股ってことになる。悪いに決まっている
 だろう」
「アンタは昼の私と付き合っていんでしょ、ワタシは夜の真実なの、アンタのことなんか
 知らないわ」
 (上川君になんてこと言うのよ。あなたに常識はないの)
昼の真実が夜の真実を頭の中で罵った。
「うるさい!黙っててよ」
「黙れってなんだよ」
上川が真実を睨んだ。
「こっちの話よ。頭の中で昼の真実がアタシにガヤガヤ言うんだよ」
そう言いながら真実は、自分の頭を小突いた。
「あのねぇ、よく聞いてよ、これからしばらくしたら「山笑う季節」になり、色んな緑が
 山を賑わすけど、私が見てる緑とアンタが見てる緑と同じ色かどうか分からないでしょ。
 アンタが見てる緑をワタシは赤色と認識してるかもしれないの。要するに人それぞれに
 意識は違う訳。物事をどう自覚するかってのも人それぞれなの。だから真実の中に2つ
 の意識があっても不思議じゃないの。アンタもきっと持ってるよ。 2つの心をね。 規則
 を守る真面目な心と動物的欲望の心とかをね。それを社会の掟や道徳ってので、自由で
 居たいと思う自分や動物的自分を、心の奥底に押し退けているだけなのよ」

上川の頭の中は混乱していた。意識する、自覚するって禅問答や哲学の世界の様で、物事
を考えている今の自分が、自覚するもなにも自分の行動は、今こうして考えを巡らして居る
自己であり、特別に意識するまでもなく、体と心は一つだと思う。 上川と真実はその後も
しばらく話し合ったが、理解し合えることはなく、その夜は公園で別れた。

翌日、上川は会社に遅刻した。社会人になってから遅刻などしたことがなかったに、昨夜
真実と別れ自宅に戻ったからも、真実の言ったことの意味を考えて居たからだろう。支店
に着いて社員通用口から店内に入ったところで、運悪く支店長と鉢合わせしてしまった。
「なんだ、上川君遅刻か」
「すいません。目覚まし時計をセットするのを忘れてしまって」
「弁解はいらない。結果が大事なんだ。もっと気を引き締めてもらわんと困るよ」
支店長は強い口調で上川を叱責すると、通用口から外へ出て行った。
日頃、直接若手行員を叱ることなど無かったのに、もしかして支店長はオレと真実が付き
合っていることを知って、怒っているのかなと自席に着くまでの間に上川は思った。
仕事中も支店長と真実のことが、あれこれと頭に浮かび仕事が手に付かなかった。夜の
真実が言ったことを仮に理解したとしても、支店長個人への憎しみは増すばかりだった。
支店長さえ居なければ、二人は過去・現在・未来とすべて上手く行くのに。そう思えて
上川の内側から怒りが沸々と湧いて来たが、上川は押し黙って居るしかなかった。

# by ikenaiziisan | 2012-05-06 09:29 | 小説 | Trackback(2) | Comments(0)
2012年 05月 05日
いけない小説でんねん  ③
③ 真実と真実


昼になった今日は上川と外で待ち合わせて、昼食を一緒に食べる約束になっていたが、
今日の真実は会いたくない気持ちだった。夜の自分を知ってしまい真実は悩んだ。上川と
の食事を断る理由が思い浮かばず昼になり、待ち合わせ場所に向かった。場所は国道を横
切って2分ほど歩いた「CO.CO何番」っていうカレー屋だった。時間通りに行くとカレー屋の
前で上川が待って居た。
「待った?」
真実が上川に話し掛けた。
「僕も今さっき着いたとこ、店へ入ろう」
そう言い上川が先にカレー屋に入った。店は空いており、二人は店の一番奥のテーブルに
向かい合わせに座った。店員に注文してから上川が真実に訊ねた。
「なんか今日の真実ちゃん元気ないね。また仕事で失敗した?」
「別に何もないけど、ちょっと疲れてんのかな」
真実は上川に今の自分を悟られまいと努めた。
「仕事の頑張り過ぎは良くないよ。適当、適当だよ、頑張り過ぎで大きな病気になったら、
即お払い箱だからね。面従腹背の精神が強いサラリーマンを作るって」
「そう言う上川君も超真面目な社員じゃないの。でも適当に仕事する様にして見る」
真実は上川との約40分足らずの昼食を終え支店に戻った。食事中に上川と何を話したか
何も覚えていなかった。今までだったら上川との逢瀬を楽しみにし、心が満たされる自分
に人生の喜びを感じていたのに・・・
会社からの帰りの電車の中で真実は車窓を見ながら思う。今の私と夜の私、意識と無意識
そんな言葉ばかりが頭の中をグルグルと廻り続けて居た。私って何なの意識ってどういう
こと。私はいったいどうなるの、真実は車中で悩み続けていた。


あの日から昼の真実は悩み苦しんで居た。
そんな昼の真実に夜の真実が囁きかける。
「本心で生きて行きゃ~いいんだよ。なに清楚振ってんの、自分に正直に生きたら自由が
 手に入るんだよ」
頭を電柱にぶつけてからは、以前と違い昼は夜の真実が現れては、昼の真実を批判する。
夜は昼の真実が鳥瞰するが如く、夜の真実の行動を見守って居た。そんな状態に昼の真実
は疲れ、仕事も失敗することが多くなった。仕事に身が入らないから、上司の小野課長か
ら叱責も自然と増えた。
「三昌君、ちょっと話がある。16時に会議室に来てくれ」
小野課長から昼休みに入ろうとした真実に言葉をかけて来た。
「ハイ。課長」
どんな話か大体見当がついている。また仕事が疎かになっていることへの説教なのだろう。
16時になり真実が会議室に行くと既に課長は座って居た。真実は大きな会議室テーブル
を挟んで小野課長の前に座った。
「お疲れさん。どう何か最近元気がないようだが、何かあった?」
課長は単刀直入に本題に入って来た。
「いえ、別に何もありません」
真実は課長の目を見ずに答えた。
「そう。最近仕事に身が入ってない感じがしてね」
「力量不足ですみません」
「いや、以前の君なら何でもないことを、最近はミスすることが多くなった。聞くところ
 によると、同期の上川君と付き合っているそうじゃないか。上手く行ってないのか」
真実は上川の話が課長の口から出たのに驚いたが、平静を装い課長に言った。
「いえ。親しい同期です」
「別に社内恋愛は自由で構わないが、公私はちゃんと区別しているかなと思ってね」
「はい。気を引き締めて頑張りますので、課長もう暫く見ていて下さい」
真実は課長に頭を下げた。しかし課長の話は図星で、最近は上川と会っても心通うことが
なかった。上川と話てる最中に夜の真実が出て来て、二人の邪魔をする様にもなって来た。


会議室で真実と話した小野は支店長席の前に居た。机の上にはクリスタルの花瓶に、枯れ
かけの赤いバラが2本活けてあった。誰かに貰ったのか、支店長には不釣り合いのように
小野には思えた。
「支店長、よろしいでしょうか。先日お話がありました課員の勤務評価の件ですが、私の
 課の三昌君の評価について、評価が厳し過ぎるとのお話ですが」
「あぁ~ あの評価表のことか、君は全般に少し評価を厳し過ぎるところがあるようだ。
 もう少し甘めに評価した方が良いと思ってね」
「お言葉ですが、最近の彼女の勤務状態は芳しくなく、あの評価になりました。噂による
 と彼女は同期の入社の上川君と付き合っているそうで、彼との関係が仕事ぶりに影響
 しているようです」
「上川君とねぇ~、社内恋愛は兎も角として、取りあえず今回の評価は普通にしてみては
 どうかな」
「ハイ。分かりました。様子を見てみたいと思います」


# by ikenaiziisan | 2012-05-05 04:41 | 小説 | Trackback | Comments(0)
2012年 05月 04日
いけない小説でんねん ②
② 真実と真実 


真実は営業で住宅街を歩いていた。この時期の外回りは気持ちが良い。
緑が増え太陽の光が柔らかく、体全体が緩む気がする
横道から就学前であろう子供が、自転車に乗り近づいて来た。
ブレーキ操作が上手く出来ないのか、スピードを緩めることなく真実に近づいて来た。
真実は衝突を避けるために、咄嗟に飛び退いたが避けた調子に道端の電柱にぶつかり
頭を打った。自転車に乗った子供は、前輪を真実の反対に曲げながら、通り過ぎてから
倒れた。ぶつけた頭を擦りながら真実が、倒れた子供に近づき言葉をかけた。
「ボク、怪我してない? 痛いところない?」
「ウン」
「ボク、名前は何ていうの?」
「ケイちゃん」
「いくつ?」
その子は黙って、真実に小さな手を開いて突き出した。
「5つ?」
「ウン」
「おウチは近く?」
「ウン。そこをピューって行ったとこ」
「お姉ちゃんとおウチまで帰ろうか」
「ウン。いいよ」

真実はケイちゃんの自転車を押して、二人でケイちゃんの家まで歩いて行った。
家に着くと玄関から母親の弓枝が出て来た。事情を説明すると弓枝が謝り、ケイちゃんの
頭を軽く叩くとケイちゃんが泣き出したので、真実は弓枝に自分の勤務先の電話番号を伝
え家を後にした。
支店に戻る間、電柱にぶつけた頭がズキズキと痛んだ。真実は携帯電話を見た。予定表には、
その日の夜は飲み会のマークが入っていた。 岩下と密会する日だ。 しかしその意味を
昼の真実は、まだ知らなかった。

今夜もお決まりのコースだった。黒木屋で軽く飲み「何とか記念」だとか言われ、店から
二本赤いバラの花をもらった。店を出て近くにある西東ホテルに入った。
ベッドで魚のごとく絡み合う。こんな関係を世間が不倫と騒ぐのが、自由を取り戻した夜
の真実には、全く理解できなかった。
真実はホテルには泊まらない。数駅先の両親と弟が待つ自宅に帰る。岩下の方はホテルに
泊まり、翌朝そのまま支店に出勤する。岩下の妻は夫が支店長という重責の為に、仕事量
が多く、帰宅出来ないのだと理解を示していた。

翌朝、真実が会社に着くと支店長が席に座って居た。支店長の机の上には赤いバラの花が
二本クリスタルの花瓶に活けてあった。支店長はいつも真実より少し遅れた時間に出勤し
て来るのだが、月に何回かこんな日があった。
支店長がなぜ今朝は早く出勤したのか、今日の真実にはその理由が何となく分かる気がし
た。そして段々と真実の頭に昨夜の支店長の姿が浮かんで来て、あたかも真実が支店長と
一緒だったように思えた。すると驚くべき映像が頭に浮かび上がり真実は戦慄を憶えた。
それは真実と支店長が一糸まとわぬ姿で、ベッドで絡み合う光景だった。ベッドの頭の方
には、赤いバラの花が二本活けずに置いてあった。さっき支店長の机の上で見た赤いバラ
の花は、これだったのかと真実は思った。

どうして?と真実が思いを巡らして居ると、真実の頭の中に夜の真実の声が響いて来た。
「なに考えてのさ、アンタは昨日の夜、支店長と寝たんだよ」
「アナタは誰?」
「こっちが聞きたいぐらいだよ、アタシは真実」
「エッ、なに言ってんの真実は私です」
「よく解らないけど、どうやらアンタもワタシも真実みたいね」
「エッ、それはどう言うこと?」
「つまり真実は二重人格ってことよ」
「エッ、そんなことって・・・  」



続きはまた今度・・・   であったのであった。

# by ikenaiziisan | 2012-05-04 08:09 | 小説 | Trackback | Comments(0)
2012年 05月 03日
いけない小説でんねん ①
小説を書いてみます
少しづつしか書けませんが、今日は下記の始まりの一文を書きました





          真実と真実

4月上旬薄ぐれの電車の中、三昌真実は車窓から流れる景色を見ていた。
窓に車内の乗客が映っていた。疲れ果てた気だるそうなサラリーマンが多い気がする。
この季節、昼は暖かく夜はグッと冷気に包まれる。着る服を選ぶのに苦労する時期だ。
乗客の服装も厚着の人、薄着の人と色々だが、まだ色合いは暗い色が多かった。
真実は地方銀行に勤める総合職の外渉部員だ。昨年地方の国立大学を卒業し入社した
2年目の新人だった。結婚し子供が出来ても、この銀行に定年まで勤めるつもりでいる。
真実の仕事振りは自分では真面目にコツコツやるタイプだと思う。
でも今の金融機関では、真面目なだけでは勤まらない。
要領よく仕事をこなさない者は、振り落とされて行く。
先ほど思った車内の印象は服装の色合いではなく、今の真実の気持ちの現れなのかもしれなかった。
真実はスケジュールを携帯電話に記憶させている。
毎朝その日の予定を確かめる為に、携帯電話を開く。
夜の時間帯に憶えのない項目が、保存されていることが有る。でも真実は気にしない。
気にしなくても問題なく過ぎて行くから。
真実には交際している青年が居る。同僚の上川だ。
同期入社で歳は上川の方が一つ上、大学は関西有名私立大学卒業なので、真実の中では
私の方が格上だと自負がある。
上川は真面目な青年で、まだ真実とは大人の関係を結んでいなかった。
今どき珍しいくらいの、超真面目バンカーって感じの青年だった。
二人の関係は正に純愛って言える交際なのだが、真実が貞操な女性かと言えばそうではなかった。
彼女の心には本人にその自覚はないが、二つの性格が同居していた。
そのもう一人の真実は奔放で、慣行や常識に捕らわれない自由な女性だった。
夜の真実は酒が入ると乱れた。
抑制が効かなくなり、大学生の頃は朝起きると、横に知らない男が寝ていることが
何度か有り、それが原因で昼の真実は酒を嗜まなくなった。
酒に溺れる人間は世間には大勢いて、酒席での失敗を気にする人間とまったく
気にしない人と色々だが、昨夜の恥を全く気にすることなく、翌日それを知る人と
会っても、平然として居る一人が真実だった。
夜の真実にも男の影があった。
真実は勤める銀行の岩下支店長と愛人契約を結んでいた。もう半年になる。
月々8万円を受け取り、月3回会い4時間程度拘束される関係だ。
支店長とは言え使える小遣いにも限りがあり、岩下にはこの金額がマックスだった。
でも中年の岩下にとって20代半ばの真実の体は忘れがたい存在で、少ない小遣いを
工面して今後も関係を続けたいと思っていた。
真実の方でも、お金が貰えて性欲が満たされ、仕事の評価も甘く見てもらえる、この
愛人契約に満足していた。
この異なる人格の主従の切換りは、太陽の光であるようで、暗闇に包まれる夜になると
動物的欲望の心が頭をもたげて来るのだった。
黒の世界にネオンの色が煌めき、そこに酒が加わると、真実は一層奔放に振舞う自由な
女になるのだった。
そんな真実に上川が気づかないのは、上川が酒を全く飲めないからだと思う。
昼の真実も夜の酒席は理由をつけて欠席する方で、職場で真実の正体を知るのは、
岩下一人だけだった。半年前の夜、岩下は偶然一人社内に残って居た真実を食事に誘い、
支店長に勧められるままに真実は酒を飲み、そして夜の真実の本性が現れ、真実の方から
岩下に科を作って誘い、居酒屋を出て近くの西東ホテルに入り、男と女の関係になった。
あれから半年、岩下の方でも真実の昼と夜との落差に戸惑っていたが、真実の若い肉体を
抱ける喜びを失いたくないので、理由を詮索することは無かった。


続きは、また今度に  (指1本でのワープロで時間がかかりますので)

# by ikenaiziisan | 2012-05-03 08:05 | Trackback | Comments(0)
2012年 05月 02日
明日は憲法65歳です
只今、大阪駅
ホームの屋根に落ちて来る雨の音が大きくなって来ました
今日の近畿地方には午前中を中心に100ミリほどの雨が降るそうです
今日も休みで大型連休の人には生憎だが仕事のいけないじいさんには
雨で連休の合間で通勤電車は空いていて有難い感じがします
新聞に50歳以下の4人に1人は自殺を考えたことがあると書いてました
実際に毎年3万人以上の自殺者が出てるんだから特別驚かない
いけないじいさんの場合はソロソロ先も見えて来そうな歳だから
不治の病で苦しまない限り自殺したいとは思わないだろう
明日の祝日は「憲法記念日」らしい今の憲法、制定されてから
65年になるそうでこの辺りでモデルチェンジしたらって思います
いけないじいさんは改憲派ですよ憲法9条は改正すべきです
隣のオッサンがライフル銃で撃って来ても窓閉めてカーテンして
室内から撃たないでって怒鳴っても相手が大人しくする筈もなく
撃って来たらバズーカ砲で倍返しするぞと態度をしめせば相手も自重する
相手から軽く見られるから相手がつけあがって挑発して来る
だから相手が暴力に出てきたらこちらも戦えるようにして置かないとダメ
検察のでっち上げのような公務員の不正や犯罪行為もあるでしょうが
戦前のような戦争賛美ってことには国民は馬鹿じゃないですからなりませんよ
国民みんなで「自殺」はしませんから他国に殺されないためにも改憲です
今朝は日本国憲法を考える朝でした メデタシ、 メデタシ   ♪〜θ(^0^ )


# by ikenaiziisan | 2012-05-02 07:00 | Trackback | Comments(0)


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